お魚は健康食!お魚を毎日食べましょう!

九絵

九絵

分 類:スズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ属 生息域:南日本

学 名:Epinephelus bruneus  英 名:Kelp Grouper,Longtooth grouper

和歌山の「くえ鍋」、九州の「あら鍋」で知られる高級魚。

国内でもっとも大型のハタ類の魚で、体長2m、150kg前後になるともいわれます。九州では「あら」と呼ばれ、冬場に鍋などが好んで食べられ、非常に人気の高い魚ですが、スーパーなどでは見かけない高級魚です。現在でも博多には“あら料理”のお店が多数あります。また三重県、和歌山県などでは観光資源とされています。天然ものは少なく、養殖が盛んになってきています。福井県若狭町で養殖されている「くえ」は「若狭くえ」としてブランド化されています。

産卵期は夏、6月頃。沿岸の岩礁域に生息します。若い時期には体側に不規則な筋状の文様がありますが、成長につれて不明瞭となります。

漢字では「九絵」「垢穢」。若魚の身体に不規則な数条の紋があるので「九絵」。また「垢穢」は垢がついて汚れているという意味です。

おさかなセールスポイント

  1. ●刺身はもちろん、ちり鍋にして上質な味わいをご堪能ください!
  2. ●低脂肪で上品な味わいが食べやすい魚です!
  3. ●女性に嬉しいコラーゲンたっぷりの魚です!

出回り時期

入荷量は少ないですが、秋から冬にかけて出回ります。長崎県などからは天然ものが入荷しますが、非常に少ないです。非常に高価で、ときに1㎏あたり1万円前後することも。養殖ものの方が多く、価格は安定しています。主な産地は、長崎県、愛媛県、熊本県や鹿児島県などです。

おいしい魚介の選び方

目が澄み、エラが鮮紅色のものを。
  • 刺身にしたときに美しい、活け締め、活けのものがオススメ。目が澄んでいて、エラが鮮紅色のものを選びましょう。

お料理・活用方法

鍋やブイヤベースなど汁物が絶品の味わい。

寒い時期を中心に多く出回り食されますが、初夏頃にも出回り、食することができます。透明感のある白身で、適度に繊維質で熱を通すと締まり、ほくほくとした味わいです。皮はゼラチン質で脂に似た甘味があります。

有名なのが「くえ鍋」。和歌山県などではこれを観光資源としています。福岡県福岡市(博多)では「あら鍋」といいます。旨味が出て美味しい出汁に、身は絹のようになめらかな食感で、口の中でほどよく崩れます。ブイヤベースなどにしても。

刺身は血合いが非常に美しく、淡泊でありながら旨味があります。九州などでは肝や皮の湯引きも食されています。

唐揚げも定番料理のひとつ。表面はカリッと香ばしく、中はしっとりとして美味です。ほかにもポワレやトマトソース煮、ムニエルなど、幅広い調理法に合います。

佐賀県唐津市で毎年10月29日に行われる『唐津くんち』では、大きな「あら(くえ)」を丸ごと煮る“あら姿煮”が祭り料理の主役となります。

お店・ご家庭のレシピに加えてください! 美味しい食し方をご紹介

① 生食 刺身
② 焼物 ポワレ、ムニエル
③ 煮物 トマトソース煮
④ 汁物 くえ鍋、ブイヤベース
⑤ 油料理 唐揚げ

よくある質問

Q.「くえ」と「あら」は同じ魚?違う魚?

A:「くえ」と「あら」はどちらもスズキ目ハタ科魚の標準和名です。標準和名「くえ」を、大阪では「くえ」、九州では「あら」と呼びます。ちなみに東日本では「もろこ」と呼ぶ地域があります。
標準和名「あら」は、大阪では「あら」ですが、九州では「たら」と呼びます。




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