お魚は健康食!お魚を毎日食べましょう!

海苔

海苔

分 類:ウシケノリ目ウシケノリ科アマノリ属 生息域:北海道西部、南岸、太平洋岸、瀬戸内海、九州地方

学 名:Porphyra yezoensis 英 名:Nori

「生のり」、「板のり」や「青のり」など食材として、トッピングとしても活用されます。

「のり」は、古くから日本で食用される、身近な海産物のひとつといえます。「のり」は、乾燥させて紙漉きの手法を真似てつくられる「板のり」と、乾燥させない「生のり」があります。「板のり」の原料のほとんどが「すさびのり」を活用していて、養殖によってつくられています。養殖は世界各国でも見られ、日本のほか、中国、韓国、イギリス、ニュージーランドでも養殖されています。
「すさびのり」が今日のように普及するまでは「あさくさのり」が主流でした。内湾性の「あさくさのり」に対して、外洋に面した地域で育成するのが「すさびのり」です。
晩秋から摘み取りが始まり、冬までがやわらかいものを食すことができます。甘味があり、「のり」独特の風味が味わえます。「板のり」は養殖方法に影響を受けやすく、産地により性質が異なります。支柱養殖で有名な九州有明海沿岸の「のり」は、生の状態では薄い色ですが、焼くと鮮やかな緑がかった色になります。歯ざわりがやわらかく旨味があるので手巻き寿司やおかずのりとして適しているといえます。浮き流し養殖で有名な瀬戸内海沿岸のものは、厚手で黒くツヤがあり、食感がしっかりとしています。旨味がじんわりと味わえる、のり巻きやおにぎりに向いているといえます。最近の研究によると実は、「のり」は世界で日本人だけにしか消化できず、焼かない「のり」は、外国人の胃では消化されずに出てきてしまうそうです。

もともと「のり」は高価な食材でしたが、1950年代以降、「のり」の養殖が盛んになり、比較的安定して流通するようになってからは、手軽に食することができるものとなりました。「のり」は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが非常に豊富で、毎日の食事にオススメしたい食材です。用途も、おにぎりやお寿司、ふりかけやラーメンなどの具材として、「青のり」などのようにトッピングや食の飾りなどにも幅広く活用されています。
「生のり」としては、しょう油、みりんなどの味付けをし、そのしっとりとした食感と風味を活かした佃煮にして食されます。ご飯のお供やおにぎりの具材としても用いられています。

おさかなセールスポイント

  1. ●ご飯との相性が抜群でエネルギーに変えてくれる立役者!
  2. ●食物繊維やミネラルも豊富でとってもヘルシーな食材!
  3. ●女性やお子様、ご年配の方にオススメの健康成分がたっぷり!
  4. ●美容に!老化予防に!毎日摂りたい健康食材!

出回り時期

晩秋から摘み取りが始まり、冬までやわらかいものを食すことができます。主な産地としては、佐賀県、福岡県、熊本県をはじめとする九州地方、兵庫県、香川県、愛媛県などの瀬戸内海のほか、伊勢湾、千葉県、宮城県などがあります。

栄養&機能性

「のり」は、実は非常に栄養価に優れています。ビタミン、ミネラルはもちろん、食物繊維も多く含まれ、現代人にとても嬉しい栄養素が含まれています。特筆すべきは、β-カロテンの含有量です。強い抗酸化力を持ち、体内では必要量に応じてビタミンAに変換されます。人体の粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保ったり、視力を維持するために必要不可欠な成分です。ご飯をエネルギーに変えてくれる栄養素ビタミンB1も豊富で、まさに「のり」で巻いて食べるおにぎりやお寿司は理想的な食べ方といえます。そのほかにも、現代人に不足しがちといわれるカルシウム、骨の形成に必要なマグネシウム、貧血が気になる女性に嬉しい鉄分も多く含みます。発ガン性物質を体外に排出する働きがあり、大腸ガンの予防効果が期待される食物繊維なども豊富に含まれています。手軽な食材ですので、栄養価高い「のり」を毎日の食生活にお役立てください。

のりの食品標準成分表

おいしい魚介の選び方

黒みが強く、ツヤがあるものを。
  • 「板のり」を選ぶ際には、密度と厚みが均一で、やわらかさのあるものを選びましょう。しっかりと乾燥していて黒みが強くツヤがあるものを。

お料理・活用方法

おにぎりや寿司をつくるときには必要不可欠。「焼きのり」、「きざみのり」など加工方法もさまざま。

産地や養殖方法により「板のり」の性質は異なり、使用目的も変わってきます。九州有明海沿岸の「のり」は全体が薄く、焼くと鮮やかな緑がかった色になります。やわらかく歯ざわりが良くて、旨味が出るので手巻き寿司やおかずのりに向いています。瀬戸内海沿岸のものは、厚手で黒みが強くてツヤがあります。食感がしっかりしていて、じんわりと旨味が出てくるのでのり巻きやおにぎりなどに向いています。
また、「板のり」には、加熱処理をおこなった「焼きのり」と、調味液を塗布して乾燥させた「味付けのり」、細かく刻んでふりかけや冷やしそばの盛り付けなどに活用される「きざみのり」などがあります。
また、佃煮や味噌汁の具材として食べることもでき、生のものでは天ぷらの具材にするなどしても食されます。現在、「のり」は比較的手に入れやすく、日常的なお料理への活用やトッピング、彩りなどとしても活かすことができます。この栄養価の高い「のり」を上手に日常生活に取り入れて、健康的な食生活にお役立てください。

お店・ご家庭のレシピに加えてください! 美味しい食し方をご紹介

① 焼物 焼きのり
② 煮物 佃煮
③ 汁物 味噌汁
④ その他の料理 板のり、青のり

仲間紹介

  • あおさ

    「あおさ」は、「ひとえぐさ」の地方での呼び名のひとつ。一般には「あおさ」、「あおさのり」と呼ばれますが、ほかにも沖縄県では「アーサー」などと呼ばれています。「ひとえぐさ」は主に佃煮の原料として使われる「のり」の一種。養殖が始まったのは、波の静かな湾口や河口付近で、少し塩分が低い伊勢湾、三河湾の一部といわれます。主な生産地は全国の70%を占める三重県をはじめ、静岡県、愛知県、徳島県、高知県、愛媛県、長崎県、鹿児島県などの地域があります。

  • あおのり

    「あおのり」とは一種類の海藻のことではなく、「ひとえぐさ」をはじめ「すじあおのり」や「ひらあおのり」、「ぼうあおのり」などの総称として使われます。
    それらを天日干しまたは乾燥機などで乾燥させ粉末状に加工したり、漉いたりして「板のり」に加工されます。独特の香りと鮮やかな緑色をしていてやわらかいのが特徴。乾燥ものだけではなく、佃煮に加工したり、味噌汁に入れて熱を通すと香り高い風味が味わえます。

関連品・加工品紹介

  • 干のり

    古来から日本人の食糧として利用されてきました。江戸中期は「のり」をそのまま広げて乾かした「展延法」と呼ぶ方法でつくられていたとされます。現在、日常的に食べている「干のり」とは、「すさびのり」や「あさくさのり」を紙漉きの手法を真似してつくられ乾燥された「板のり」を指します。
    「板のり」はさらに、「焼きのり」や「味付けのり」、「きざみのり」などに加工されて流通されます。現在、コンビニエンスストアのおにぎり需要もあり、年々消費量が増加しています。韓国からも輸入されています。




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