お魚は健康食!お魚を毎日食べましょう!

桜海老

桜海老

分 類:十脚目サクラエビ科サクラエビ属 生息域:千葉県沖、東京湾、相模湾、駿河湾、台湾

学 名:Sergia Iucens(Hansen,1922) 英 名:Sakura shrimp,Spotted shrimp

出回り時期は、春と秋の年に2回。殻はやわらかく、丸ごと食せるので栄養満点。

「桜えび」成体の体長は40mm前後。頭に赤い色素を多く保持し、体は透き通ったピンク色に見えます。和名の「桜えび」はここに由来します。主要な漁期は2回、春漁は3月中旬〜6月初旬、秋漁は10月下旬〜12月下旬。それ以外の時期は「桜えび」保護のために休漁となります。 「桜えび」は駿河湾のほかにも、東京湾や相模灘にも生息していますが、 漁業の営業許可を静岡県だけが認めているので、国内の水揚げは駿河湾だけになります。市場への入荷も春と秋になります。「桜えび」は一般的に、生のまま素干しした「干えび」として流通していますが、獲れたてを茹でた「桜えび釜揚げ」も、一部流通するようになってきました。
殻はやわらかく、剥かずにそのまま食べることができるので、「桜えび」の風味と栄養価をそのまま味わうことができます。漁獲時期にはなんといっても生で食べるのが一番。生じょう油をかけて食べれば、旨味と「桜えび」独特の風味があり、とても美味。甘味が強いのも特徴です。駿河湾近郊では、「桜えび」を贅沢に乗せた丼物も人気です。汁にしても良い出汁が出ます。

加工品には、素干しの「干えび」、「桜えび釜揚げ」のほかに、塩茹でして干した煮干し、煮干しにして殻を剥いた「きむき(剥きえび)」があります。

おさかなセールスポイント

  1. ●やわらかいので殻ごとまるごと食べれば栄養満点!
  2. ●女性やお子様、ご年配の方にオススメの健康成分がたっぷり!
  3. ●カルシウムたっぷりで成長期のお子様に嬉しい健康食材!

出回り時期

春と秋の年に2回、漁獲期があり、生はその時期が主な出回り時期になります。国内産は100%、駿河湾産の「桜えび」です。素干しした「干えび」や、釜揚げされた「桜えび釜揚げ」は通年出回ります。

栄養&機能性

美と健康のための栄養の宝庫「桜えび」。殻や内臓まで丸まま食べるので、現代人に不足しがちといわれるカルシウムを多く摂ることができます。殻には食物繊維のキチン質が豊富。発ガン性物質を体外に排出する働きがあり、大腸ガンの予防効果を期待される食物繊維も多く摂ることができます。さらに、血液中のコレステロールを下げたり、血圧を正常に保つ働きのあるタウリンも豊富に含まれます。

桜えびの食品標準成分表

おいしい魚介の選び方

頭は赤く、体は透き通ったピンク色のものを。乾物は、赤いものを選びましょう。
  • 生ものは、赤いもので、黒くなく触ってかたいものを選びましょう。乾物は、赤いものを。黄色くなったものは時間が経過したものなので避けましょう。

お料理・活用方法

季節の限られた旬の味わい。下処理が不要で気軽に料理へ活用できます。

「桜えび」は殻ごと丸ごと食ることができ、ほかの「えび」などとは違い下処理が全く必要ないので、簡単にお料理に活用できます。産地や旬の漁獲期の新鮮なものなら、まずは生の刺身を生じょう油で。旨味と「桜えび」独特の風味があります。贅沢にご飯にのせた丼物や、寿司(軍艦巻き)としても美味。汁にしても良い出汁が出ます。

「桜えび」といえばやはり、かき揚げ。「えび」ならではの甘味もあってカリッと香ばしく、「桜えび」独特の風味が生きるかき揚げは人気の料理ではないでしょうか。パスタやサラダに入れても美味しく召し上がっていただけます。丸ごと味わえるので風味も香りも豊かになります。

塩茹でした「桜えび釜揚げ」は、生よりも「桜えび」自体の旨味が強く感じられて、さらに美味。ご飯のおかずなどにもぴったりです。冷凍保存もできるので、重宝します。

「干えび」は、美と健康のための栄養の宝庫ともいえます。カルシウムや食物繊維もしっかりと摂ることができるので、お子様のおやつとしてもぴったりです。もちろん、その食感を活かしてお料理の飾り付けやトッピングなどにも。殻も内臓も丸ごと食べるので、 手軽にたくさんのカルシウムを摂ることができます。

静岡県由比町では、甘さを抑えたすき焼きの汁で「桜えび」、豆腐、ネギなどを煮ながら食べる“沖あがり鍋”としても食されます。簡単にできて汁ごと具材を食べることができるので、栄養価も旨味もまるごと食せる地元料理といえます。

お店・ご家庭のレシピに加えてください! 美味しい食し方をご紹介

① 生食 刺身、丼物、寿司(軍艦巻き)
② 煮物 沖あがり鍋(静岡)
③ 干物 干えび
④ 油料理 かき揚げ
⑤ その他の料理 桜えび釜揚げ、パスタやサラダのトッピングとして

関連品・加工品紹介

  • 干えび

    「干えび」は、漁獲された新鮮な「桜えび」をそのまま天日などで乾燥させた加工品です。駿河湾内で特産される「桜えび」は半透明ですが、保存目的で天日で干したものが桜の花を思わせる薄紅色だったのもあり、「桜えび」と呼ばれるようになったともいわれています。
    元来、透明に近い体色をしていますが乾燥と天日干しにより薄紅色になります。水分が多いと流通過程での品質劣化がおこりやすいために、水分量を20%前後に調整して加工されています。

  • 桜えび釜揚げ

    「桜えび釜揚げ」は、漁獲された新鮮な「桜えび」を塩水で短時間煮熟した煮えびの加工品です。昔は、「干えび」としての天日乾燥によるものが流通での大半でしたが、戦後の冷蔵庫の普及や保存技術向上により煮あげたままの釜揚げ品が増えてきました。生産地は漁獲営業が許される静岡県由比町、浦原町、大井川町が主となっています。スーパーなどでも小売りパックされたものが多く出回るようになり、ご家庭でも気軽にお召し上がりいただけるようになりました。ちらし寿司やかき揚げ、茶碗蒸しの具材として。




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