お魚は健康食!お魚を毎日食べましょう!

若布

若布

分 類:コンブ目チガイソ科ワカメ属 生息域:日本海、北海道室蘭以南から九州までの太平洋側各地

学 名:Undaria pinnatifida (Harvey)Suringar 英 名:Wakame seaweeds

ほとんどが塩蔵・乾燥品として流通しています。生の「わかめ」は春の風物詩。

「わかめ」は、日本古来からもっとも食されてきたといえる藻類です。日本近海の特産で植物学的には一種ですが、鳴門海峡特産の「鳴門わかめ」、岩手県を中心に成育する「南部わかめ(三陸わかめ)」が有名で、山陰など日本海に成育する「わかめ(南方型)」も含め三種類に分けることができます。生育環境の影響を受けやすく、場所や時期によって茎の太さや厚み、葉の厚みや形状が異なります。「鳴門わかめ」は、葉が薄くシャキシャキ感があり、湯通しすると明るい緑色になります。「南部わかめ」は、肉厚ですが「鳴門わかめ」よりも歯ごたえはやわらかく、濃い緑色をしています。
国内の主な産地としては、徳島県をはじめ、岩手県、宮城県、島根県があります。

一般的には、塩蔵品や乾燥わかめなどの加工品として流通しています。カルシウムなどのミネラルを多く含み、そのまま味噌汁の具材としても使えるので乾燥わかめなどは、忙しい現代人の朝食にもピッタリといえます。流通している約9割が養殖ものですが、冬から春先にかけて出回る天然の「わかめ」は生食もでき、乾燥わかめとはまた食感が全く異なり、春だけの風物詩といえます。「わかめ」は、秋になって成長を始め、暖かくなると基本的に枯れてしまいます。年末には収穫が可能となりますが、早春の時期が一番味が良いといわれます。

繁殖のための胞子葉が「めかぶ」で、東北地方の「わかめ」はこれが特に大きく、食用のほか養殖に適しているので、現在は全国的につくられています。

おさかなセールスポイント

  1. ●お味噌汁には欠かせない具材ですね!
  2. ●食物繊維やミネラルも豊富でとってもヘルシーな食材!
  3. ●女性やお子様、ご年配の方にオススメの健康成分がたっぷり!
  4. ●美容に!老化予防に!毎日摂りたい健康食材!

出回り時期

国内の主な産地としては、徳島県、岩手県、宮城県、島根県が有名です。「わかめ」は一年性の海藻で収穫期は春。関西では1月の寒い時期から生の徳島県産「鳴門わかめ」が出回るようになり、2月中旬からは塩蔵の加工品、その後、三陸の加工品が出回るようになります。養殖物が流通量の約9割を占め、流通するもののほとんどが塩蔵した加工品か、乾燥わかめになります。名前の通り若いものほど珍重され、春先の天然の生わかめは春の風物詩といえます。

栄養&機能性

「わかめ」は“海の野菜”とも呼ばれ、ミネラル、ビタミンが豊富です。特に海藻の中でもっとも多量のカルシウムを含んでいます。昔から子供の成長期に欠かせない健康食品でした。カルシウムは骨を丈夫に、カリウムは血圧降下作用があり、ご年配の方にもオススメの食材です。その他にも、食物繊維であるアルギン酸、精神を安定させる働きのあるヨウ素も多く含まれています。

わかめの食品標準成分表

おいしい魚介の選び方

弾力と厚みがあるものを。緑色が濃いものを選びましょう。
  • 生育環境の影響を受けやすく、場所や時期によって茎の太さや厚み、葉の厚みや形などが異なります。
    生のものでは緑色が濃く、黒っぽいものを選びましょう。葉や茎は弾力があり厚みのあるものを。早春に出回るものが風味は一番良いです。
    乾燥ものの場合は、黒くしっかりと乾燥したものを選ぶようにしましょう。

お料理・活用方法

乾燥もの、塩蔵加工品を上手に使い毎日の食卓に取り入れてください。

食べ方としては、生ものは刺身などのツマにも利用され、サラダやお味噌汁に入れたり、生ならではのその食感を味わいたいものです。汁物に入れたり湯通しすると鮮やかな緑色になります。ほかにも、“めかぶとろろ”や、鍋に入れたりとバリエーションが豊富です。同じ時期に穫れるタケノコと一緒に煮る「若竹煮」は、まさに春の風物詩といえます。
塩蔵や乾燥ものなどさまざまな加工品が出回り、お料理やライフスタイルに合わせて手軽にお摂りいただけます。最近では、市場を通さず流通するものや「わかめ」を麺に加工した食品も数種類あり、カロリーが少なく、栄養素が豊富なことが注目されています。

毎年5月5日は「ワカメの日」として記念日とされています。子供の成長に欠かせないカルシウムが豊富な「わかめ」をもっと子供たちに食べてもらおうと、1982年に日本わかめ協会が制定しています。

お店・ご家庭のレシピに加えてください! 美味しい食し方をご紹介

① 生食 酢の物、和え物、サラダなど
② 煮物 若竹煮、佃煮
③ 汁物 味噌汁、すまし汁、わかめスープ
④ その他の料理 わかめご飯

ご家庭でも簡単!美味しい「生わかめ」を調理してみましょう!

いつもは、塩蔵、乾燥した加工品をお使いだと思いますが、冬から早春にかけて生の「わかめ」が出回ります。ぜひ、ご自身で調理して、この季節ならではの旬の味を味わってみてください。大きくてヌルヌルして扱いにくいかも知れませんが、ぜひ挑戦してみてください。
1、「めかぶ」の調理の仕方
①生わかめを“葉”、“茎”、“めかぶ”に切り分けます。
②「めかぶ」を沸騰したお湯に入れます。あっというまに鮮やかな緑色になります。(3〜4個が一食分の目安)
③色が変わったらすぐに引き上げ、冷水でよく冷まします。
④茎部分からひらひらとした部分をそぎ落とし、切り落としたものをまな板の上で細かく包丁で叩くように刻みます。
⑤粘りが出始めたら、お好みでしょう油、きざみネギなどを入れれば完成です。

2、「葉」の調理の仕方
①一本の「わかめ」は長すぎるので、適当な長さに切ります。
②沸騰したお湯に入れ、鮮やかな緑色に変色したら引き上げて、冷水でさまします。
③食べやすいサイズにきざみ、お好きな方法でお召し上がりください。味噌汁に入れても良し、そのまま酢味噌などを添えてそのまま食べるのも良し、生の「わかめ」本来の食感を味わってみてください。

3、「茎」の調理の仕方
①切り分けた“茎”も同じように、お湯に通し、色が変わったら引き上げて冷水で冷まします。
②食べ方に応じて切り分け、お好みの方法で食してください。“茎”の食感を活かし輪切りにして砂糖、酒、しょう油で煮詰めた佃煮も絶品ですよ。また、細く切って茎のきんぴら、味噌漬けなどにもできます。

仲間紹介

  • めかぶ

    「めかぶ」は“茎”の一番下についているヒダ状態の胞子葉のことで、胞子を出す生殖器です。かつては捨てられることが多かったようですが、健康に良いとされる食物繊維のアルギン酸やフコイダンを豊富に含むことから注目されるようになりました。“茎”部分同様、湯通ししてから庖丁で細かくきざみ叩くと食物繊維の作用で粘り気が出てきます。これを出汁で伸ばせば“めかぶとろろ”の完成。ご飯にかけても酒の肴にも。

  • ひじき

    「ひじき」はホンダワラ属の海藻で、群生するところに藻場をつくります。昔から日本で食され、国内で生産される海藻類では収穫量の多いもののひとつです。一般的には鉄釜で煮たのちに天日で乾燥させて「干ひじき」にして流通されます。「ひじき」は油との相性も良く、ニンジン、ダイズと一緒の炒め煮は定番の調理方法です。生きている「ひじき」は黄褐色ですが、乾燥させたものは黒く、黒々としているものほど良質です。

  • もずく

    「もずく」は大きくは、「糸もずく」と「太もずく」に分けられます。主に流通しているのは、「太もずく」のナガマツモ科に属する「おきなわもずく」で、そのほとんどが養殖物です。加工品として一般的なものはパック詰めの酢の物で、スーパーなどでも定番商品となっています。生の「もずく」を衣を付けて天ぷらにしたり、吸い物や雑炊などにも利用されます。「もずく」には食物繊維やフコイダンが豊富で、健康食材として今も根強い人気の食材です。

  • うみぶどう

    「うみぶどう」とは、食材としての呼び名で、食用されているものの正式名はイワズタ科の「くびれずた」、「ふさいわずた」です。「くびれずた」は沖縄で盛んに養殖されています。また、海外からも輸入されているものもあり、スーパーでも一般的に見かけるようになりました。また、別名「グリーンキャビア」とも呼ばれ、生でしょう油や三杯酢などをタレにして食したり、刺身の付け合わせにもされます。

関連品・加工品紹介

  • 干わかめ

    「わかめ」を真水で洗い、素干しにしたものです。未加熱なので、水で戻した後にボイルするなど加熱をして使います。素干しにしただけですので、風味(潮の香り)が良いのが特徴です。
    「のり」と同様、湿気らせると風味が落ちてしまうので保存に注意が必要です。また、真水で洗わずに素干しした製品もあり、この場合はさらに湿気やすいので、保存に一層注意してください。




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